にしじツイッター事変(月刊エリートヤンキー)

最近twitterのことばかり書いてすいません。ましてやチーモンブログなのに、エリートヤンキーにしじのことばかり。まあ、それだけなかなかに面白い出来事だったので、もうしばらくおつきあいください。一応これは私の中でのエリヤンにしじ事変完結編のつもりですw

えーと、月刊エリートヤンキーはお初でした。彼らのトークを聞くのはいつぞやのシチサン以来でしたので、なんだか新鮮だったかも。シチサンのMC以外のトークってほんと全然聞いてないんだなって思いましたねえ。改めて。
最初登場してすぐに、ツイッター見て来てくれた人どうも、みたいな感じで始まったので、あ、話さないかもって言ってたのに、触れてくれるんだなってまんまと喜んでしまいましたよ。まあ、これだけ祭りを起こしておいて、それについて話さなんてまあありえないですよねw軽く触れて、その後は人がとってない資格をとろうとか色々話してましたね。にしじはカラーコーディネーターですって。とってお洒落になるといいよ!(ちょっとだけ好戦的な私w)

で、その後ずーっとアンケートいじり。あんなに客いじりするなんてね!衝撃でした。アンケートほぼ全部読んでたのでは?という勢い。お客さんも朗らかに参加していたし。なんかアットホームなんだねえ。エリヤンライブって。しらなんだ。頭の回転の速い二人が、最近気になっているニュースっていうトピックをばっさばさ処理していくという感じでしたねえ。これが噂のスピーディーなトークってやつか?やるねえと思いましたよ。いじった数多すぎて覚えてないくらいだ。

で、此の辺で内容はまあ終了ですけども、最後に、「あ、フォローしてる人たちをあてるっていうのがあったんだ。」みたいな感じで例の、ツイッターご一行を特定出来るのか?っていう話が出ました。「客席まわる?まあ、いいでしょう。来月も来てくれれば大体分かるかな。」と言って話をしめてました。くすくす、来月も来させようっていう作戦ですよね。あはは、やるなあ。しかしまあ、ツイッター効果でいつもの1.5倍の客数だって。夜枠の集客もビリを抜けたそうな。ぱちぱち、よかったねー。素直にすごいと思う。ツイッター遊びそれなりに好きだろうし、素質があったろうとはいえ、全RTしてたとか尊敬に値するよねえ。これからも頑張ってください。こういうのはまめさと交流が大事だから、燃え尽きないでねー!あとブログと違って、荒れづらいしね。バーチャルとはいえ個人が特定できるから。そういうとこもあってるよね。メディアとして新しい分、変な人もまだ少ないし。

さてさて、ここまではいつものユルレポなんだけど、今回のにしじ事変がファン心理考察的にすごいおもしろかった。
だって、明らかににしじ降臨後に皆様がネタ的つぶやきしまくって仲良くなったよね?そして、ファンダムが強化された。(問題はにしじのファンなのかいまいち定かではないとこだけどw)でもまあ実際ライブに足を運ぶまでなった人もいるので、成功なんでしょう。

もう一つ面白かったのは、ツイッタ−上のファンを特定するって遊び。脅されてたから、無駄な緊迫感あって、普通のライブの2倍どきどきした。ばれたかもね!って思わせるところがうまかったし。
でね、これは単にどきどきさせるだけじゃなくって、何気に舞台に置ける見る見られるの視線のゲームを転倒させていておもしろいなあ、やるなあっておもった。
前にライスについて書いたとき(http://d.hatena.ne.jp/punch-line/20090624/1245856571)にちょっと触れたんだけど、舞台って一応舞台に立っている人が見られる側で、客は見る側っていうルールが存在していますよね。ライスのネタはこれを転倒させることによって、客の心理をかき乱すところが斬新だと思った。で、にしじはそれと同じことをトークライブでやってのけたわけですよね。もちろん、舞台の上の芸人は客席の反応を見てはいるけれども、一応留保付きで客個人を見てはいない。見えていても見てはいない、というような暗黙の了解のようなものがあるわけです。(多分w)客は笑いで参加していても、あくまでもそれだけというか。ところがエリヤンの月刊は最初から客いじりを前提としているし、にしじはツイッターで特定するって言うしで、客の匿名性なんて存在しないも同然でした。これって面白いなー。私が行っていたライブではありえない出来事だったのでとても新鮮でしたねえ。ある種の視線の一方向性によってあったはずの、ヒエラルキーが消失していたというか。
ちなみにヒエラルキーは二つあると思う。まずは舞台の上に立つ人気者の芸人が思慕される存在という意味ではヒエラルキーの上です。もう一方で見る側は主体的な視線を持っていて、お金を払うパトロン的立場という意味ではヒエラルキーの上になります。この二つのヒエラルキーが存在しつつも、それらを保留して楽しむのが舞台だと思っていたので、客をほぼ引き込んで展開するというライブはなかなかすごいなって思いましたよ。どっちが見られているか分からないって言うね。まあ、人気者のヒエラルキーは何があっても消えないけどさ。でも、不思議とあこがれのあの人を見に行くというより、友達にライブ来てって言われたから行かなくっちゃ!みたいな変な親近感を持っていったので、人気者ヒエラルキーもすこーしだけ普通より薄いのかも。(ごめんね、にしじw)彼があげようとしている好感度はもしかして下がったかもだけど、親近感は急速に上がりました。これって、新しい現象なのではと密かに思っています。
そして、参加型で居心地ちょっぴり悪いのが、なんかオノヨーコのカットピースみたいねって思った。(客に服を切らせていたたまれなくする、参加型アート)まあ、これは過大評価かなw

まとめると、月刊エリートヤンキーというライブは客を巻き込む構造でひやひやさせるという点でとっても私的に斬新で面白かったです。が、そんなにいじってくれなくてもいいよって思いましたけども。これはチーモンとの客の質の差もあるのかなあ。なんだろう。まあ音楽のアングラライブとかだと、境目自体ないもんだし、よしもとのライブがわりと最近線引きはっきりしてただけなのかもなんだけど。

えー、参加型という点、視線の関係性の転倒という点でなかなか面白かったです。あははは。まじでにしじおつかれさま。

例によって、これはエリヤンについて語っているのか?みたいな記事ですねwまあいいでしょう。これだけ長く書かせたんだからやるよね。きびしめじゃなくてあまあまに書いてしまったよw

あ、YTA(Yoshimoto Twitter Agency)ライブには絶対出てね!
で、単独は行くと思うよっと。

ばよならー。

追伸
http://twimpact.jp/user/punch_line/explore
これを見ると情報のフローとハブになってる人がわかる。おもろい。
自分のIDやだれかさんやら入れてみて遊んでみてくださいません。