あのロックスターはギターが弾けなかった 4/26

チーモンが出ているお芝居を見に行くのはこれで二回目です。
何気に神保町はまだ通い慣れていない私ですw

今回の劇はわりとシンプルな青春群像劇で、ストレートなストーリーに細かいボケがふんだんに盛り込まれていて、楽しめました。最後に硲氏の歌もあってかっこよかった。

お話としては、
硲氏扮するユウスケが、ロックスターを目指し、高校入学を機に石橋氏がオーナーをつとめるライブハウスでバイトを始める。もちろん鬱屈した性欲を抱えているので、彼女が欲しくて仕方ない。ユウスケには小学校からの悪友カズヤ(白井氏)、クワタ(小川)がいて、好きな子へ告白する作戦も、日常の愚痴も全部共有している。そこで、ふとしたことから高校3年生で音楽活動をしているヒバリ(田中)を好きになるが、実はユウスケと同じライブハウスでバイトしている彼氏(菊地)がいて。。。
みたいなお話でした。

これはPOISON GIRL BANDの吉田氏が脚本らしいですね。なんともシンプルでかわいい青春物語で、ほほえましかったです。
性的な表現もふんだんに出てくるんだけど、さしていやらしくないのは吉田氏のキャラクターのおかげでしょうか?
要はロックのクリエイティヴなパワーにはDT(童貞)力が大事よっていうような。ふふ。

で、チーモンファンとしては明らかに二人が暴走しているのが分かって面白かったです。色々出したらいけないものが出しちゃってたし。

何せストーリーの本筋とは関係のないところで、芸人さんや役者さんが自由に暴れているところがとても楽しかったんです。
あらすじでは描きませんでしたが、女優の工藤氏扮するアッコはいわゆるヤリマ○という設定で出てきて、悪ガキ3人組に一回2万でいいわよーって迫るわけです。で、途中から暴走してまずは硲氏に襲いかかり、次は白井氏を押し倒したのです!!!髪を振り乱して絶叫する白井氏なんて、大好物ですからきゃっきゃして見ていました。どうもノリまくりな工藤氏は白井氏のズボンを脱がし、パンツが見えるまで脱がしてましたw白井氏は「パンツださいのにー」とショックを隠しきれません。周りからは「お茶漬けのやつみたいなデザインだなw」といじられるし。(白に黒いストライプのパンツでしたw)
まあこのくらいはチーモンファン的にはなんてことないんですけど、どうも白井氏がいつもよりしょんぼりしている。あれれ?と思っていると。
「ちょっとだけ出ちゃったんだよ!」と!!!!
え、え、まじで?その後頭をだらーんと横にたらして、「こんな感じになってたんだよ!」と何度も繰り返す白井氏。石橋氏に「やめろ、髪型が手伝うからやめろ!」と怒られる始末w
後半他の場面で出てきても「女の人がみんなそういう目で見てる気がする。」と胸と股間を手で覆ったりしてましたw

それで調子づいた白井氏は後半へコキ虫と化し、何度もおならをしてました。最前席の人がハンカチで顔を覆ってたのを見ました。私。ああ、災難。チーモンファンじゃなかったら、じーごーくー!ですよね。まあチーモンファンでも地獄ですけどw

で、菊地氏の私的ハイライトは石橋さんと絡むシーンで、散々マスターの物真似ををして、おちょくってしていたところ。本気で石橋氏がへこんでいたような。菊地氏はこういう物真似もうまいなあ。なんとも素晴らしい!あと、爽やかな音楽ライターを目指すバイト青年って設定なのに、なんてうざいのかw私が見た限り、菊地氏はいつもナルシストなんですけど?過剰にあのにっこりスマイルを振りまいてさ。かわいいけど、うーざーいwいらっとさせるのが絶妙ですねw

後は、白井氏の暴走だと、悪ガキ三人の冒頭のシーンやカラオケで話すシーンなどで、一生懸命台詞を話す硲氏に白井氏が返答せずに泳がせて、間をわざと開けてあせらすシーンがたくさんありました。お得意の「あ?」みたいな返しでw

見て楽しかったのは、一番最初のシーンが中学の卒業式で翼を下さいを歌うのですが、詰め襟だったのがかわいかったです。高校生になってからはベストにパンツルックだったので、二つの制服姿が見られておいしかったです!
ちなみに、日替わり要素らしいカラオケシーンでは白井氏はゾウサんとMを歌ってました。ゾウさん歌われたときは♡を射抜かれました。ああ、かわいいい。


みたいな感じで通常より1時間おした公演でした。
要所要所で悪のりありすぎて、全部はレポしきれないー!

という感じで、チーモンファン的にはとってもおいしかったです。
最後に歌を歌う硲氏はとってもかっこよかったし。見に行ってよかったです!