飛び出る御茶ノ水男子:3Dで見るお笑いライブ

2010年のライブスタンドの一つの目玉はAGE-MON STAGEでの3D映像を見ながらのライブ鑑賞だったのは間違いないでしょう。正直そんな技術はお笑いとは無縁だと思っていたのですが、これが案外面白かったのです!
そしてその3Dを実に上手く使っていたのが御茶ノ水男子でした!なにせ彼らのコントの売りの一つは元JACしいはし氏主導のアクションです。今回はアメコミ版のアンパンマンをやっていましたが、舞台を前後左右に大きく使い、見事に飛び出ていました!普段やっているバージョンからアレンジされて、より前に飛び出るようになっていましたし、しいはし氏が画面中央下から煽るカメラにポーズを決める度に、アクションの美しさと飛び出るおもしろさがあいまって、開場中が「キャー」を発していました。
実際アゲモンステージでこれほど効果的に3Dを利用していたのは御茶ノ水男子だけでしたし、もし3D技術が一般化したら、ウケやすいネタの傾向すら変わるかもしれないと思いました。まあ、いつになるかは分かりませんが。もしかしたらテレビ放送技術の進化により、動きのあるコント優勢時代がきて、御茶ノ水男子の時代到来か?なんて、勝手に思って喜んでしまいましたw
そんなわけで、ライブスタンドでは新しいお笑いの表現やそれを伝えるメディアの可能性を感じ、本当にどきどきさせてもらいました。

(とはいえ漫才が廃れる事もないと思います。漫才もどうなるかは分からないけれど変化し、舞台あるいはテレビで生き残るはず。新しいものが生まれるときは、古くからあるものの再評価の時期でもあるわけですから。)