9/9 紅十初日観戦!

御茶ノ水男子ファンになってから、もっぱら漫才派だった私もコントに開眼しつつあるわけですが、コント師の出る演劇の舞台はやっぱりイイネ!ということで、行って参りましたよ!

『紅十』

やはりコントの上手い方は世界感を演技で作り上げるのが上手なので、チーモンが出ている神保町花月の舞台とは違った楽しみ方が出来ます。結局のところチーモンの演技は、チーモンなのです。ですが、コント師は別人になる技術に長けていますから、鑑賞者としても、劇の作り上げられた世界へ没入することが容易かったです。

お話としては非常にシンプルな、一人の女、紅子を巡る十人の男の恋愛悲喜劇です。構造として、お話としても本当に分かりやすく、展開も予想を裏切る部分は一切ない。それでもおもしろかったのは、それぞれのキャラクターがしっかり立っていて皆演技派だからですね。不覚にも泣きそうになる場面が数カ所ありましたよ!シンプルな話だからこそ、どなたが見ても感情移入したりしやすいのではないでしょうか。

で、御茶ノ水男子なわけですが、さとう氏が今回は周りとは少し異質な役回りで、キーパーソンという感じ。とても自然でうまかったですね。以前から彼は演じるとずっと役に入ったまま、細かい演技をし続けていて、すごいなあと思うのですが、今回も本領発揮!ステキでしたねえ。

で、しいはし氏はお約束のがっつりメイクを決め、もともと過剰な設定の役を、さらに過剰に過剰にうざったく演じていました!アクションも派手で、しつこくておかしかった!でも、泣かせる切ない演技もばちっと決めて私の涙腺を刺激してくれましたよ。

そしてなんといってもシソンヌの二人がとても演技派。噂には聞いていましたが、こんなに舞台に映えるとは!じろちゃんのオカマはもう一級品。なんであんなにかわいらしく見えるのか!衣装も60sでお洒落で美脚でたまりませんでした!

と、いうわけで、誰しもが楽しめる話を魅力的なキャストでがっつり固めるという基本を押さえた舞台なので、キャストのファンで悩んでる方は是非足を運んでみてください!

にしても、あれだけステキな男子にモテまくってみたいもんだよ!と思ったのはここだけのお話w(そういう構造は今時の少女漫画原作ドラマとかの十八番ですわねえw)