M-1 敗者復活戦レポと雑感 その1

Aブロック

プリマ旦那
チーモンを直接見るために階段をダッシュしてたので、ちゃんと見られませんでしたすいません。一階の屋根の下だと正直言うと音が反響していて、ネタ内容すら把握できなかった。ものすごーく滑舌がよくないと、あの会場では笑いの量は減るみたいです。三拍子になったら聞き取れるようになったので、やはり技術的にまだ若手って感じかと。

○見取り図
この人達もつっこみの人の声がこもっちゃって聞き取りづらかった。すいません。声質って芸人さんにとって、なんて大事なのだろうかと思った。

○三拍子「お尻ドングリ」
奇妙な遊びお尻ドングリって何よ!っていうネタw この人ら下らなくて好き。そして花柄シャツで汗を拭いて、たまには花に水をやらないとっていう下りはもう待ってました!って感じ。早い出順なのにきっちり客席を暖める技量はすばらしい!

チーモンチョーチュウ「通販」

最初は菊地氏が通販番組の商品を紹介する役目で、白井氏がリアクション担当なんだけど、途中から役が入れ替わって菊地氏が商品として紹介されちゃうってネタ。チーモンらしいグロイ世界感が薄めなのが残念だけど、ところどころ入る、値段を提示するときに、指を広げる菊地氏に値段は「両腕?」みたいなところがらしくていい。「魔界の通販か!」かなりのウケ。そして歓声もあがってた。競馬場みたいな場所だと、菊地氏の滑舌のよさ、白井氏の特徴的な声ははえていい。二人の声の違いがはっきり聞き取れるし。ただ、もっと濃いネタで挑んで欲しかった。ちなみに普通のスーツじゃなくて、いつもの赤チェックを白井氏が着ていたところでなんだかうれしくなってしまいました。あ、下ネタになっちゃうとこはチーモンらしかったねw
写真はWalker Plusから引っ張ってきました。
http://news.walkerplus.com/2009/1221/38/

藤崎マーケット
ラフな格好で挑んでいて好感。ただ、あまり印象に残らなかった。

Bブロック

○メメ「おしゃれなバーに行きたい」
野球ネタが私にはよく分からないにも関わらず笑えるってすごい。女性が多く、野球ネタは伝わりにくいという吉本若手芸人のファン層のなかで、普段やっているせいか、分かる人にはものすごくぐっとくるし、そうじゃなくても笑える作りっていうところがすごいと思う。これからに期待!

○アームストロング「女子を意識してかっこつけバスケ」
いつものアームw なんか見るたびにほっこりする。かなりウケていました。このネタは鉄板だし、外さないよね。むーん、彼らは皆同じようなネタな気がするのに、何度見ても笑える。すごいよね。醸し出す空気がほんわかコミカル。

ロシアンモンキー「儲けるための童話」
あー、最高。素晴らしい安定感。そして、ネタが始まってから、へんな音が流れるという音響ミスがあっても、それをいじった上で、時間内にネタをきちんと終わらせ爆笑をとる技量!彼らのネタは誰でも分かるネタをやっていて、これぞ大衆芸能なり!と思う。素晴らしい。

ジャルジャル「ヤンキーの絡みかたが独特」
ジャルジャルの漫才ってあまり見たこと無かったんですけど、これは良かった。ヤンキーの絡みかたがいちいち独特でへんな言い回し、だって「独学やから」っていう。漫才というよりコント?というような演技の仕方ですが、やっぱり面白い。出てきたときにキャーがありました。

○千鳥「通販のテレオペがおかしい」
ゴルフバッグがほしいのに、やたらテレオペが蒸し穴子を売ろうとしてくるというネタ。かぶせにかぶせるネタでした。ウケはややウケ。んー、なんだろうなー、多分構造的に新しいところが無いのかな。ちょっと古く感じてしまう。とはいえ、きっとはまるときはがつっとハマる力技ネタだなあって思った。こういう力技ネタは気のせいか大阪ベースの人に多い印象。東京芸人のほうが、構造的な工夫やら色々している気が。この差はライス田所氏が出た○○な話でも感じだのだけどね。

○プラスマイナス「鳥」
なんでも鳥に結びついちゃうってネタ。言葉遊びとしてもっと練ったほうがいいのかも。去年はトップバッターだったらしい。誰も覚えてなさそうだったけど、きっちりつかめてたと思う。

Cブロック

○天狗「へんてこ英語スピーチを通訳」
ひたすら妙な英語のスピーチをして、つっこみが日本語に訳すってネタ。あんなに語彙の少ないBroken Englishなのに意味が伝わり、訳が秀逸って素晴らしい。よく出来ている。しかし、二人が絡むのは最後にちょっとだけってのはすこし寂しい。んー、面白いけど爆発しずらいような。

○ジャンポケ「いじめられっこのコントがしたいのにさせてもらえない」
やー、ジャンポケこれだけでM-1を押し通したね!しかも毎回面白い。すばらしい。演技力が秀逸すぎるのですね。斉藤さんのキャラが見れば見る程輝く。勢いがあるというのはこういうことかと感じさせてくれる人達。芸人としての華も十分。

○アジアン
なんだか分からないけどベテラン臭。なんなの?良い意味で大阪のおばちゃんぽい。内容があまり思い出せないけど、すみだ氏のルックスいじりからがっちり客席をつかみ、流れるようにネタをやっていた。

スーパーマラドーナ「時代劇」
なんだかやたら薄い存在感のボケに好感。キャラの薄さを生かした切られずにはいられない切られ役ってのがはまり役。他のネタも見てみたい。

○チャドマレーン「変な英語のことわざ」
すべて自作の妙な英語のことわざを連呼。すばらしいセンス。ブログもこんな感じなのよね。ただ、英語が早口すぎて全然聞き取れなかったし、大体の人が何言っているかわからないから、英語を話している間はちょっと流れがとまるんだよね。

○ヘッドライト「映画のタイトル」
ちょっと記憶が薄いです。あまりウケてなかったかな。

Dブロック

コマンダンテ「布団」
なんかシュールだった。大阪のシュールですかな?敷き布団と掛け布団の間に石田くんが上手くはいって寝られない。レイヤーの仕方がなんだかおかしなことになってくよって言うネタ。しらっとしてて結構好き。

タイムマシーン3号
間にはいって「最後はみんな死ぬんだよ。」って台詞がチーモンのお決まりのつかみと一緒で気になって仕方なかった。一緒に行っていた友人が会場一の受けだと言っていた。が、私は今イチぐっとこない。んー、技術があるのは分かるのだけれど、何かはっきりとして個性が分からない。デブキャラ押しはちょっと弱いかもなあ。

囲碁将棋「J-WALK」
もー、言うことない。大好きなネタできたのでそれだけでうれしい。ただ、出来としてはちょっと彼らとしては最高ではなかったね。惜しい。二人の歌のかぶせ合い、混じり合う混沌。これからも期待!ファンです。

○スマイル「早口言葉」
ウーウェイのキャラがまだ関東では浸透していないのが不利か。聞き取りづらいのだ。自分がそうだったってのもありますが、実は早口の関西弁を聞き取りづらい関東の客は多いと思う。ちょっとこもった声なので、大井競馬場では不利。

天竺鼠
あれ、何のネタやったのか思い出せない。けれど笑った。ただ「みんな死ぬ」って下りがかぶちゃってた。世界観で笑わせられる珍しい芸人。ある意味チーモンのライバルか。

POISON GIRL BAND「へたくそ物真似」
いやあ、くっだらない、くっだらないのに笑えるっていうすごい技量!なんだろうね。誰にも真似出来ない漫才であることは間違いがない。それはすごいと思う。本当に爆笑した。

まだ続く予定!