ソーシャルメディア活用について(youtubeの動画問題)

以前youtubeに対する吉本の姿勢について記事を書きました。
(youtubeの動画をはってもいいものかって思ってたけれど
http://d.hatena.ne.jp/punch-line/20090412/1239547308)
今回ツイッター上で、なぜ動画全削除が愚かなのかという質問をされたので、改めて自分の見解を示します。
これはもちろん、意見の割れるところでもあります。もちろん、著作権の侵害はよいことではありません。ですが、現在の状況を考え、必要悪としてyoutubeはもっと自由活用し、そこから色々な情報やコミュニティーが広がっていくべき!と思っています。

いつから始まったか失念しましたが、今や吉本はAge Age Liveyoutubeにあがったら全削除するようになりましたね。どこで方針が転換したのでしょうか。確か見ホーダイのライセンスのトークなどの有料コンテンツが上がりだしてから、削除に乗り出したような気がしています。Age Age Liveはもともとなるべく多くの人が見られるように無料配信しているもので、ライセンスのトークなどは、最初から公開期間も決めかなり限定的な有料コンテンツにするという方針の違いがあるので、同列には語れないですが。権利者が加速する違法アップロードに待ったをかけたい気持ちは分かりますが、やはり、長い目で見てyoutubeの宣伝および経済効果を失うのは惜しいと思います。
今やエンタの神様とイロモネアの打ち切りが決まりました。お笑いブームの終焉の兆しが見え始めています。twitterでおわライター氏がM-1終了の噂をささやいています。<『週刊大衆』で「M-1グランプリ」についてコメントしました。どうやら、今年で終了か、という話がささやかれているようです。
http://twitter.com/owawriter/status/9121527855>
こうやって、大きなメディアでのお笑い放送が終焉していく中で、どうやってお笑い芸人の露出を保ち、存在をアピールしつづけるかと考えれば、自ずとファンの力であがってくるyoutubeを利用するほうが賢いのは明らかだと思います。
可能であれば、海外のテレビ番組のサイトのように、公式であればそれがベストですが、人件費などを考えると中々難しいでしょう。あるいは角川のように、いいMADなどには公式の認定マークをつけ、オリジナルを引用したと明示させるようにするのもいい作戦です。<角川が挑む公認MADの世界
投稿動画に「権利者公認」のお墨付きを与えるという動きだと思います。これは角川グループホールディングスの子会社・角川デジックスが中心となって行っている事業で、「悪意のない」角川作品関連の投稿動画に“公認”を与えることで、さらにその動画で得られた広告収入を権利者に分配するというもの(動画は提携しているYouTube上で公開されたものに限ります)
http://news.livedoor.com/article/detail/3723489/>
私が知っているものでは、スピッツの「仲良し」で「時をかける少女」のMADがあって、結構好きだったんですが、Youtubeから削除されていました。角川の認定マークはついていたので、おそらくレコード会社側の申請で削除されたのでしょうね。こういうPVありだなーと思っていたので残念です。映画と曲の世界観がぴったりあっていて、とても甘酸っぱくてよかったのになー。
とはいえ発見はしましたので、こっそり貼っておきます!
ttp://circle.zoome.jp/awesome/media/19/

ソーシャルメディアをいかに活用するか、というのは人気商売の人々には死活問題だと、しみじみ思います。