チーモンチョーチュウのDVD収録ライブ

当然のように行ってきた訳ですが、感想を書いてませんでしたのでちょろりんと。
余りにも面白く幸せで、実は単独では少し消化不良だったのが、やっと解消されました。というのは、単独はネタは最高に面白いのに、構成がいまいちだったんですよね。前回の単独と同じオープニング映像で、ライブスタンドの設定だったりとか。つまりは面白いネタを支える演出の構造がない、と感じざるをえなかった。そこが残念で歯がゆかったんです。惜しい、もっともっと面白く見せられるはずなのに!とね。
ですが、今回のDVDライブは、さすがの気合で、オープニング映像も凝っていたし、合間には過去の単独ライブの映像もはさんでくれるし、なんと言ってもネタが選りすぐりなので、ちょっとやそっとの演出ミスではびくともしないくらいネタ自体が面白かった。
そして、漫才とコントが半々あって、チーモンは漫才だけじゃないんだ!というのをはっきりと本人達も自覚してやってるというのが伝わってよかった。コントがほんとーに面白くて、怖い世界感のものが多くて感動しました。さんざん笑わせてからの、一転して残酷なオチ。客席から多少の悲鳴が上がる感じが最高です。子供っぽい残虐性。予想を裏切る展開。なんともチーモンらしくてどきどきしました。でも作り込まれているというより、どこかいびつで生々しい感じがして、そこも大好きです。
そしてチーモンの魅力の一つとして最近特に感じている、何がしでかされるかわからない、ぬるっとした展開が白井クイズで見られたのも良かった。お約束を破るという事だけに終止するような展開が大好きです。それでも成立するのは、菊地さんが器用なのと、白井さんがやはり期待の斜め上を行くから。すばらしかったなー。
ネタについて細かくはとりあえず触れませんが、本当に面白かったです。
そして初期の単独から映像の質が高く、ああ、チーモンってスタッフにも実は恵まれてるのねと感じられて、ちょっと安心しました。
なんにせよ、チーモンはブレイク前夜だ!と確信するライブで幸せでした。