チーモンチョーチュウ@よしもとオンライン その2

ほんとに2時間ずっと面白かったです。ちょっと感動を覚えるくらい。
一番面白かったのは最初のころに話してたフィギュアスケートについての話。かなり長い間色々はなしてたので、内容のフォローを完全にはできませんが、ほんとうに次々と二人が話を膨らませていく感じがすごかったです。

まず菊地氏が「フィギュアスケート選手は転んだら痛いよね?」とふると、白井氏が素敵な返し。「しょっちゅう転んでいたらサイの皮膚が進化して角になったみたいに、皮膚が硬くかっちかちに進化しちゃってるんじゃない?」というところから延々固い皮膚トークが炸裂。フィギュアスケート選手の体の構造がきっと特殊に進化してるはずだっていうトークがどんどんすすんで、足首にはベアリングが入ってるんじゃないかとか色々。

あと、さらに「なんで転ぶ技がないんだろう?」と白井氏が疑問の声をあげ、二人で新しい技を妄想してました。すごい。子供のような、なんでなんで?が延々と続きます。そして菊地氏がつっこんだり、フォローしたり。

こういう、どうしてフィギュアはこの形でないといけないんだろう、もっと違った形でもいいんじゃない?っていう発想。この発想の柔軟さがネタの面白さの秘訣ですね!

既存のシステムに対する絶え間ない疑問、そして脱構築
で、ネタとして再構築という時もあるわけですよね。

お笑いのネタって、当たり前のことをどんどん転がしておかしな方にもっていって、そしてそれを突っ込んで成立させるのって基本ですよね。それをものすごく当たり前に日常的にやってるんだろうなっていうのが感じられました。そらネタ数おおいはずだ。今日のフィギュアのトーク、漫才のネタになりえますよ。

そもそもチーモンの現在一押しネタらしい3文字ゲームってのが、漫才という枠組みの中に新しい枠組みを作ることによって成立させるという、ある形式を分析して、別の形を提示するっていうとても形式の自己批判的で実験的なネタだと思います。

本人たちが意識してるのか無意識なのか不明ですが、これだけ色々なことを脱構築できる発想を持ったコンビが面白くないはずないですよね。まじですげー。すげー。

白井氏の子供ならではの発想の飛躍。そしてそれに素早くのっかり広げる瞬発力のある菊地氏。
話題をふってあげてるのも菊地氏でしたもんね。とってもバランスのいいトークでした。菊地氏の手綱さばき絶妙。きっと菊地氏がいないとこんなにトークが膨らみもしないし、間が開かずにトークが展開することもなかったでしょうね。

あと仲良しな二人がプライベートでもしてそうなおしゃべりを垣間みるこの感じ。このとっても親密な空気感。パソコンはお茶の間で見るテレビとちがって、おそらく一人で見ますよね。そのプライベートな空間で、このチーモンのプライベートで親密な感じを見るっていうのはがっちりオンライン放送というメディアにはまってると思います。

番組掲示板である笑スタにはあまり触れてませんでしたが、実際触れると時間かかりすぎるし、不特定多数が書き込める掲示板って扱い難しいと思うんで、このくらいでよかったのかも。このくらいの距離感がネットの掲示板をいじるときにはちょうどいいかもしれないですね。

ちなみに笑スタには書き込み数放送終了時で731。同じ人が何度も書いてるでしょうが、にしてもなかなかすごいですよ。

本気で二人は素晴らしいと思いました。
絶対にチーモンをよしもとオンラインのレギュラーにした方がいいと思う。多分毎週やってもネタが切れることはないと思うし!!!

皆で応援しましょー。