Rush-1徒然(チーモンを応援しつつ)

やっぱりノンスタイルがぶっちぎりの1位ですね。今の彼らに勝てるコンビはいないでしょうね。とはいえチーモンにもがんばってほしいものです。
(1/24の時点でチーモンチョーチュウは3位につけています。テレビの露出度、知名度を考えれば大健闘じゃないでしょうか。)
http://toyota.vo.llnwd.net/e1/toyota/rush/index.html?34

ですが。
正直言って、決勝用に新しいネタでも持ってきてくれるかと勝手に期待していたので、ちょっとだけがっかり。
そしてそしてほんとに些細なつっこみですが、バクテリアが食べるのは餌っていうかなんていうか。ちょっとちがうわよ。バクテリアはいろんなものに生息して栄養にしてるけど、バクテリア自体より小さいものを餌にするっていうわけじゃないよ。むしろ大きなものを食べるっていうか。ううう。だからなんか変ですよ。
単純にミジンコのほうが音的にもかわいいってのもあるけど。なんかバクテリアは全体的に違和感だー。

ちなみに今回面白いなと思ったのは、天竺鼠としずるです。
徐々にしずるにもはまりつつあります。彼らも笑いだけではない後味が残りますね。

さてさてToyotaといえば、TVCMの費用対効果を疑問視し始めているとか。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20081229-00000001-facta-bus_all
今まで一番CMに影響されて購買意欲を刺激されていた「F1 層」(20〜34歳の女性)のインターネット、携帯へのシフトが著しいからだそうです。その層をまさにダイレクトに狙っているのがこのRush-1グランプリですよね。私がブログをうろうろした限りでも、Rush-1に言及したり、ブログパーツを設置しているのは、この層ともっと若年齢の女性がかなりの割合をしめる様です。(どちらかというと10代くらいの方がおおいような気さえしますが。今のうちから取り込む作戦でしょうか。)
でもまあ最終的に勝ち抜いたコンビはTVCMに出るのですから、完全にネットCMに移行したわけではないですけども。まだ両者の効果を比較する段階なんでしょうね。

予選のブロックも後半になるにつれ総得票数もあがっていますし、かなりの人の注目を徐々に集める様になってはいるようです。ブログの宣伝効果はかなりのものですね。ブログによる極めて現代的ではあるけれども、同時にとても古風でもある口コミの宣伝効果は本当に大きくなってきているようです。タイミング的にもM-1をはさんで、うまいことやりましたね。

ただ、個人的には車のような大きな買物を、Rush-1グランプリを見た所でするだろうかというのが疑問です。とはいえかなり名前の刷り込みは出来たでしょうし、もし他の車が明らかに機能的に勝っていたり、ニーズにあっていたりするのでなければ、ToyotaでRushを買おうという人も多少は出るのでしょうか。
なんにせよ費用対効果を考えれば、おそらく若手芸人はギャラも相当安いでしょうし、テレビ局に払う莫大な広告費に比べればネットにサイトを作る方が安いでしょうから、ずっとお得でしょうね。

お笑いにかなり主体的な興味をもってるヘビーユーザーをネットで、テレビで気がつけば見るというような受動的なライトユーザーを今のF1層に最も人気のあるコンビで確実に落とそうという作戦でしょうか。Toyotaとしても、まだテレビCMの効果をよりあげるための実験という段階なんでしょう。

効果は疑問とはいえ、私ですら、車を買う予定は全然ないくせに、メセナ的なこととか文化事業的なことをしている企業は多少ひいきにしようと思うので、Toyotaやるじゃんとチョッと思ってます。

これからどんどんテレビ局が資金繰りに困る時代が到来しそうです。そしてそうなるとお笑い番組もうかうかしていられませんね。今の所はお笑い番組は低予算なので、たくさん作られているとはいえ、ブームの終わりはいずれ来るかもしれないです。お笑いを見る場所は移行せざるを得ないはずです。だからこそ、インターネット上でのコンテンツ作りに力を入れるのは重要でしょう。(舞台を大事にし続ける重要性は言うまでもないですし。)よしもとはその点素早い。感心です。さてさてヨシモトクリエイティヴエージェンシーなどで新しい時代に対応できる人材を育て、どんどんあたらしいメディアに乗り込んでいくよしもとです。この局面をどうのりきるのか注目しています。

(チーモンチョーチュウシチサンライブについても書こうと思っていたのに、なんだか時間がたってしまいました。とってもとっても面白かった、菊地氏のMC技術はすごい、白井氏の発想の瞬発力は相変わらず超人的だとだけ今は書いておきます。)