落語

私は詳しくはないものの落語とか色々伝統芸能も好きでたまに行くんですが、今日久しぶりに新宿の末広亭の寄席に行ってきました。若手芸人と比較するのもどうかとは思いますが、いやーゆったりしてました。今度はナイツが出るときを狙って行って見るつもりです。あれだけ洗練されてかつ間合いにゆとりや、笑い待ちがある噺家さんたちの中でどんな感じなんだろ。M-1的なのはやらないんだろうなー。落語はほんとに大衆芸能でだれが聞いても分かりやすい。多少ネタが時代ものだとしても。後、演じてると分かってても何か自然。お約束通りすすむので、落語という世界から突然放り出されたりしませんね。チーモンやらしずるやらライスやらとは大分違いますね。当たり前だけど。脱構築はしないですもの。世界観に引き込む技術を最高に洗練させてて。
無限大トライブは笑いの構造分析やらパロディーやら脱構築やら本当に前衛的なことをやってんだなー。そしてそれを爆笑できる観客もかなり鍛えられてて貪欲なんだと思いました。
いやー、自分が最近チーモンに感じてるふわっとした感じは、彼等のせいだけじゃなくて、自分含めファンの変化もあるのかと思って。ファンの期待値が異常に高いのとファンが鍛えられすぎてるせいもあるのかなと思いまして。それってこわいことです。落語なら皆が安定を求めてるから洗練を目指せばいいけど、若手芸人は洗練よりもむしろ破壊や前衛を求められてるとしたら、常に変化を要請されるているわけできついだろうな。なんとなくファンでいるのもこわいことです。見るということが、視線が暴力であることは分かってはいたものの、ね。

あ、創作落語でSFがあってやられました。と、お茶を濁して終わります。