少女漫画ネタ見たいなー

さて、先日のニコニコ動画での生放送とよしもとオンラインが同期してやっていた企画を下敷きにしつつid:LiveinTokyoさんのエントリを読んで考えたことを書きます。
http://d.hatena.ne.jp/LiveinTokyo/20090530/1243670730
なんで少女漫画のネタがないのかということですが、色々理由が考えられそうです。私は吉本ばっかし見てて知識が偏ってますが、たしかにないですよねー。

多分ですが、観客の若い女の子が一番ミソジニーを持っているから少女漫画ネタは無かったのかもしれません。彼らが見たいのは、ホモソーシャルな男芸人のいちゃいちゃであって、少女漫画は見たくないみたいな。一個飛び越えてBL(御茶ノ水男子とか)ならいいよ、っていう感じでしょうか。一応BLも少女漫画ですよね。女芸人が圧倒的に無限大なんかで受けにくいのも、「女」なんか今更舞台で見たくないよっていう意思表明とも感じられる。皮肉なことですが、男性がミソジニーを下敷きにしたパロディーをするのは受け入れるみたいではあります。例えば、アームストロングがやってるようなネタや、ミルククラウンがやっているようなネタ。彼らの愛嬌が加味されるのと、男性側のミソジニーは受け入れられやすいので、かなりうけてるようです。少年少女が若干受けているのはいやな「女」っぷりがないからな気もしますし。

でも少女漫画ネタ実はいけそうな気がします。今の劇場の若い女の子ファン層より、もっと違う層に受けそうな気がしますが。お笑いファンではなく、少女漫画ファンに受けるんじゃないでしょうかね?少女漫画は少年漫画に比べて発行部数が圧倒的に少ない。やはり読んでいる人が圧倒的に少ないので、マスをねらった笑いになりづらい。お笑い見に来ている若い女の子がどのくらい少女漫画を読んでいるのは分からないのが残念ですが。しかしたけくまメモなんか見ていると、どうも漫画雑誌、単行本の発行部数も下がっているらしいですし、若者の漫画離れはすすんでいるようではあります。
(http://takekuma.cocolog-nifty.com 部数で検索かけると色々面白い記事が読めます。) 

ちなみに少年漫画でネタにされやすいドラゴンボールなんかは国民的アニメでしたからね。ドラゴンボール世代の男女はかなり見ていたはずです。(私含む)またジャンプの購買層はかなり女子が占めているとも聞きますし、男女問わずうけるのでしょう。とはいえドラゴンボールネタもあまりコアなところに触れるとうけなくなるような気もします。

R藤本がニコで異常に受けているのに、あまり世に出てこないのも、彼がお笑いファンではなくアニメオタクに受けているからかなと思います。(権利関係の問題もあるようですが。)前にちらっと無限大のAge Age Liveのコーナーに出ていたのを見ましたが、すべってました。

同期イベントでのニコニコ動画のコメントを見ていても、あくまでもベジータが見たい人達が多かったようで、トータルテンボスがよしもとオンラインでやっている企画にベジータがのっかるというのは不服だったみたいです。実際ベジータものりきれず、すべりまくっていました。これはベジータが普通のお笑いラジオという文脈ではあまり生きないということと、R藤本の経験不足によるものですが、ニコニコ動画視聴者(ニコ厨)にはそんなこと全く関係ない。層が違うってこういうことかって思いました。私から見ると、トータルテンボスというお笑いの先輩の陣地にキャラを携えて挑んだR藤本が爪痕を残せなかったなあという感じに見えたんですけどね。まあそのすべりっぷりも微笑ましくはありました。キャラ芸人ってすべりやすくもありますし。

個人的には少女漫画ネタは見たいです。王道な古典少女漫画から最近のものまで見たいなー。ベル薔薇、ガラスの仮面NANAハチクロなど。あれれ、24年組とその系統ってネタになりづらそうだな。